地震、台風、洪水などで被災した時に使えるフリーWi-Fiについて
ここでは、防災士で防災ボランティアの経験があり、モバイルWi-Fiを10年以上く運用している管理人が、災害対策とモバイルWi-Fiについて書いています。
地震や台風、洪水などで被災した場合、屋内の固定Wi-Fiは使えなかったりしますが、被災地では無料Wi-Fiが緊急に展開されます。
これが「00000JAPAN」(ゼロファイブジャパン)です。
00000JAPANは、DoCoMoやソフトバンク、Auが開放する無料Wi-Fiです。

00000JAPANは、すべてのユーザーに無料で開放される無料Wi-Fiのため、ID・PWの入力は不要。
Wi-Fi接続をONにして、設定すればそのまま使えます。
台風第19号の接近に伴い、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、茨城県、静岡県の全域で、無料でご利用できる公衆無線LANサービス「00000JAPAN」を順次開設します。Wi-Fiに対応したスマホなどをお持ちの方であれば、どなたでもサービスエリア内で通信が可能です。
— NTTドコモ (@docomo) October 11, 2019
詳細は⇒ https://t.co/wBULsWzwly
上のTweetは2019年の台風接近時の00000JAPAN開設時のものです。
台風被害が想定されている地域での運用を告知しています。
被災に備えてご自分が使っているキャリアのTweetなどをフォローしておきましょう。
00000JAPANのリスク
00000JAPANのリスクは、なんといっても暗号化されていない事。
個人情報・ID・パスワードとかを入れるのは避けましょう。
参照:00000JAPAN等により無料開放された無線LANの利用について(注意喚起)
被災とクラウドWi-Fi
今もし私が被災地にボランティアで入るとしたら、おそらく後で述べるネットセキュリティーリスクを減らすため、ギガぞうWi-Fi経由で00000JAPANも使う事になるでしょう。
その他に自前でクラウドWi-Fi東京を持って行きます。
クラウドWi-Fi東京なら、なんといっても1カ月のレンタル期間で返却できます。
クラウドなので、DoCoMo・Au・Softbankの中から繋がる電波を拾ってくれます(Softbankメイン)。
被災地は、Wi-Fiどころか電話すら繋がるか分からない状況ですから、Wi-Fiも繋がらない可能性が高いです。
どこか1つのキャリアが繋がったとしても、そのキャリアを自分が持っていないと繋がらない状況が続きます。
ですから、具体的に被災を考えたらクラウドWi-Fiの方が良いでしょう。
参照:クラウドWi-Fi東京を申し込んでみた
ギガぞうWi-Fi
自前のWi-Fiを持っていなくて、フリーWi-Fiも適さない情報伝達を考えた場合、ギガぞうWi-Fiが使えたら結構有効だと思います。
ギガぞうWi-Fiは、日本全国にWi-Fiエリアがありますので、被災地でも使える可能性があります。
もちろん、絶対ではありませんけれど。
ギガぞうWi-Fiは、「00000JAPAN」利用時におけるVPN接続機能を無償提供するので、心強いです。
無料トライアル期間もあるので、あとで止めるにしても、いざという時のために入れておくと良いと思います。